読書でハッピーライフ

~本を読んで豊かな日々を~

人生は旅だ!!個人的に思い出ある1冊を紹介。全国旅行支援も再開されたので2023年も旅を楽しみたい



こんにちは。

さて1月10日から全国旅行支援も再開されて、2023年も旅行を楽しみたいですね。個人的には1月の間は旅行に行けるか微妙な感じですが、空いてる時間を見つけてどこか行きたいです。

 

今日は思わず旅立ちたくなるような1冊を紹介します。

 

旅のラゴス  筒井康隆

 

言わずと知れた名著で、一時ネットでも話題になったので読んだことある方も多いのではないかと思います。最近読み返したのですが、やはり何度読んでも好きですね、この作品は。なので、自分なりの見解をここに書きたいと思います。

 

まず、世界観というか設定がすごく好きです。突然高度な文明を失った代償として、人々が超能力を獲得しだした「この世界」というのが舞台になりますが、主人公ラゴスが集団転移や壁抜けといった体験を繰り返しながら旅を続ける様をこの本ではドラマ的に描いています。

 

展開が割と早く進んでいく作品なので、どんどん読み進められる反面、特に序盤は場面が一気にガラっと変わるのが印象的でもあります。最初読んだときは、ついていくのに少し戸惑いましたが、それでもなお作品に引き込まれながら読めるなぁという本です。

 

何といっても、主人公ラゴスの生きざまがかっこいいんですよね。やたらと女性にモテるし。でもイイことばかりじゃなくて、旅を通して幾つかのハプニングをも乗り越えてそれでも旅を続けていくラゴスの姿に何か惹かれるものがあります。

 

それと、ただの旅の紀行物語ではなく、ヒューマンドラマ的な要素もあるし、見てて飽きないです。旅と人間関係をうまく絡めているなぁと。それでも最後まで「最後のオチというか結末どうなんの?」って思わせてくれるので、そういう意味で最後まで一気に読める感じです。

 

面白い、面白くないは評価が分かれる作品かもしれませんが、読んだことない方は一度手に取ってみてもいいかも、って思います。この本の「純粋な旅物語ではない部分」にぜひ触れてもらいたいっていうのが個人的にはすごく強いですね。

 

僕も最近読み返して「何だかんだでやっぱり旅はいいものだな」と改めて思いましたので、そういう気持ちを味わいたい人には、特におススメです。

 

それと、なぜか最後にテレビ番組関連も書くようになってしまいましたが、旅つながりで言えば、本日9時からTBSでやる世界ふしぎ発見ではパラオ特集をやるみたいです。南の島でニッポン発見!ふしぎの楽園パラオ、というタイトルでテレビ欄で紹介されていますね。戦場カメラマンの渡部陽一さんが出演するみたいです。

 

家にいながらせめて気分でも南国を味わいたいものです。それでは、また。